APPS+APS併用ローション
水になじむ性質(水溶性)のAPSと、水にも油にもなじむ性質(両親媒性)のAPPS。性質の異なる2種類のビタミンC誘導体を、1本の化粧水にまとめて作るレシピです。顔専用として設計しており、頭皮でのご使用は想定しておりません。
APSとAPPSは、どちらも粉末の原料です。精製水に溶かして、化粧水としてお使いいただきます。それぞれの性質は、APS100%単体の解説とAPPS100%単体の解説をご覧ください。ここでは、材料の分量から作成手順まで、順番にご紹介します。
濃度を確認する
1袋の分量(APS 2.5g、APPS 1g)を、全量50g(≒50ml)で使うと、次の濃度になります。
| 原料 | 濃度 | メーカー推奨濃度との関係 |
|---|---|---|
| APS | 5% | 推奨濃度(1〜6%)の範囲内です |
| APPS | 2% | 推奨濃度(0.2〜1%)を超えています |
APPSは、界面活性剤のような構造をしているため、高濃度になるほど肌や目への刺激が出やすくなります。APPSの2%は、メーカー推奨濃度を超えています。特に目のまわりへの塗り方に、ご注意ください(このページの「作り方の手順」と、「注意点」をご覧ください)。
一般的に販売されている化粧品では、原価が高いこともあり、APPSの濃度は1%以下のものが多くなっています。弊社は、2%という高濃度で扱います。ただし、濃度が高いと、沈殿します。使用する前に、軽く上下に動かして、液体を均一にしてお使いください。
材料をそろえる
併用ローションは、次の4つの材料から作ります。
| 1 | APS100%単体(2.5g) |
|---|---|
| 2 | APPS100%単体(1g) |
| 3 | ヒアルロン酸ナトリウム1%液(5g) |
| 4 | 精製水(各自ご用意ください) |
レシピ
| 全量 | 1APS | 2APPS | 3ヒアル1%液 | 4精製水 |
|---|---|---|---|---|
| 50g | 2.5g(5%) | 1g(2%) | 5g | 41.5g |
3ヒアルロン酸ナトリウム1%液の役割は、保湿ではなく粘性づけです(APS100%単体の化粧水の作り方(ヒアルロン酸ナトリウム1%液)と同じ考え方です)。併用ローションでは、5gを標準としています。他の量での配合は、弊社でテストをしたうえで、結果が出てからご案内します。
全体の分量(g)は、そのままmlの目安としてお考えいただけます(50g≒50ml)。
道具をそろえる
道具は、お手持ちのもので構いません。こだわりたい方向けの選び方もご紹介します。基本的な考え方はAPS100%単体の解説と同じです。
| はじめての方 | 5コップ 6スプーン 7化粧水容器 |
|---|---|
| こだわりたい方 | 5ビーカー 6撹拌機セット 7化粧水容器 |
APPSは、APSと比べて水に溶けにくい原料といわれています。弊社ではまだスプーンだけでの作成を試していないため、均一に混ざりやすいという点で、撹拌機の使用をおすすめします。撹拌機・回転子の選び方や、コンセント形状のご注意点はAPS100%単体の化粧水の作り方(スプーン or 撹拌機セット)をご覧ください。道具の洗い方はよくある質問をご覧ください。
作り方の手順
- 5コップ(ビーカー)に、34を入れます。
- 1APSと2APPSを加えて、6スプーン(撹拌機)でかき混ぜます。粉が舞いやすいため、粉末に直接水分を落とすのではなく、先に34を入れてから、最後に粉末を加える順番にしています。溶けるまで、しばらくかき混ぜてください。かき混ぜると泡立つことがありますが、品質には問題ありません。
- できあがった液体を、7化粧水容器に入れます。
- すぐに冷蔵庫に入れます。
- 容器やポストイットなどに作成日を書いて貼っておくと、消費期限の目安が分かって便利です。
化粧水容器
化粧水容器は、無印良品や100円ショップなどでも購入できますので、ご自身でご用意ください。ご希望の方には、弊社でも取り扱いがあります(容器はネコポスでお送りできないため、送料が割高になります)。全量50g(≒50ml)が入る容器をご用意ください。容器のお手入れ方法(煮沸消毒不可・キャップの扱い等)はよくある質問をご覧ください。
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全製品共通の注意
- 弊社で扱う製品は、すべて化粧品原料および化粧品です。栄養補助食品ではありません。飲用しないでください。
- お子様の手の届かないところに保管してください。
- 妊娠中・授乳中の方、皮膚に疾患のある方は、ご使用前に医師にご相談ください。
- 弊社で扱う製品に、使用開始後に一時的に症状が悪化してから良くなる、といった「好転反応」が生じるものはありません。赤みが出た、湿疹が出た、ニキビが普段より増えた等、使用前にはなかった好ましくない症状が出た場合は、「好転反応だから」と我慢せず、ただちに使用を中止してください。
- 分包製品は、常温(ネコポス等)で発送します。お受け取り後は、すぐに化粧水を作らない場合でも、未開封のまま冷蔵庫で保存し、容器に記載の使用期限内にお使いください。冷蔵庫に入れるまでの間は、直射日光、高温、多湿を避けてください。
- 分包製品を開封したら、直ちに化粧水を作り、使い切ってください。全部使用しない場合は、品質を保証できないため、残りは処分してください。
- 粉末や液の色が、到着時や作成時より、はっきり濃い黄色や茶色に変わっているとき、異臭があるときは、使用しないでください。APSは白色の粉末、APPSは白〜やや黄みを帯びた粉末です。ごくわずかな色の違いは、原料のロットや保存状態により生じることがあります。
- APPSは、沈殿しますが、問題ありません。使用する前に、軽く上下に動かして、液体を均一にしてお使いください。
- 作成した化粧水は、ご自身でお使いいただくためのものです。第三者への譲渡・販売はご遠慮ください。
- 配合量・濃度の調整は、お客様ご自身のご判断で行っていただくものです。
APPS+APS併用ローション特有の注意点
- はじめてお使いになる際は、二の腕の内側等でパッチテストを行い、24時間程度、様子をみてください。
- 赤み・かゆみ・はれ・刺激等の異常があらわれた場合は、ただちに使用を中止してください。
- 症状が治まらない場合は、皮膚科専門医にご相談ください。
- APSとAPPSは、粉末が細かく舞いやすい原料です。計量・溶解の際に吸い込んでむせることがありますので、マスクを着用し、換気の良い場所でゆっくりと扱ってください。
- APPSは、APSと比べて目に対する刺激が強くなる傾向があります。このレシピのAPPSは2%ですので、ご注意ください。万一、目に入った場合は、こすらずに、すぐに水で洗い流してください。
- 目をつぶった状態で、目の上(まぶたの上)から塗ることは、しないでください。目のまわりに塗る場合は、目のふちに注意深く塗ってください。
- 目に刺激を感じたときは、いったん洗い流してください。次からは、目の際から少し離したところに塗ってください。それでも刺激を感じる場合は、使用を中止してください。
- 症状が治まらない場合は、眼科専門医にご相談ください。
- 作成した化粧水は必ず冷蔵保存し、1か月を目安に使い切ってください。
- メーカー推奨濃度は、APSが1〜6%、APPSが0.2〜1%です。このレシピのAPSは5%で推奨濃度の範囲内、APPSは2%で推奨濃度を超えています。濃度が高いほど、肌や目への刺激が出やすくなります。
- 保湿剤の使用を必須とします。頭皮でのご使用は想定しておりません。
ご購入は、上記すべての注意点に同意いただいたものとみなします。
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